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最終報告日 2017.03.22

5-2 障がい者支援

5-2-3 高次脳機能障がいの支援

[解説]

高次脳機能障がいとは、脳血管障がい、脳外傷、低酸素脳症などにより、脳の高度で複雑な機能に支障をきたすもので、一見したところ、手足の運動機能障がいのように明らかな変化として見えないために周囲からはわかりにくい障がいと言われています。今までには見られなかった症状が突然あらわれ、まるで性格が変わってしまったような反応が周囲の人たちを戸惑わせてしまうことがあります。

高次脳機能障がいには以下のような症状がありますが、これらがすべてあらわれるわけではなく、脳のどの部分を損傷したかにより、症状は異なります。

表5-2-3-① 高次脳機能障がいの症状

種別症状
記憶障がい 物の置き場所を忘れたり、新しい出来事を覚えていられなくなる。そのために何度も同じことを繰り返したり質問したりする。
注意障がい ぼんやりしていて、何かをするとミスばかりする。2つのことを同時にしようとすると混乱する。集中して一つのことに取り組めない。
遂行機能障がい 自分で計画を立てて物事を実行することができない。いきあたりばったりの行動をする。
社会的行動障がい 自分が障がいをもっていることに対する認識ができにくく、障がいがないかのようにふるまったり、話したりする。
失語 言葉が出にくかったり、相手の話を言語的に理解することが難しい。
失行 左右どちらかの物の見落としが出現する、上着とズボンを間違えるなど、今までできていたことができなくなる。
失認 物や音、自分の体の一部に関してさえも認識力が落ちてしまう。

以前は、手帳がないと「高次脳機能障がい者に関する支援」が受けられませんでしたが、現在は医師の診断書などがあれば手帳なしでもサービスが受けられるようになりました。

 

[対象者]

高次脳機能障がい(上記参照)を持つ人

  • 失語症は言語・聴覚障がいとして「身体障害者手帳」
  • 日常生活や社会生活に制約があると診断されれば器質性精神障がいとして「精神障害者保健福祉手帳」
  • 発症(受傷)が18歳未満で、判定機関において知的障がいと判定された場合に、「療育手帳」

 

[窓口]

市町村役場の障害福祉課
保健所または高次脳機能障害者センター

 

[補足]

  • 鹿児島県高次脳機能障害者支援センター(鹿児島県精神保健福祉センター)
    鹿児島県では、高次脳機能障がい者への支援にかかる支援拠点機関として、鹿児島県精神保健福祉センター内に高次脳機能障害者支援センターを設置しています。
    センターでは、支援相談員を配置し、高次脳機能障がい者に対する専門的な相談支援、関係機関との地域支援ネットワークの充実、関係者への研修などを行って います。また、高次脳機能障がい者支援に関する医療機関の連携強化を進めるために、平成23年1月から支援拠点病院および支援協力病院を配置し支援体制の整備に努めています。

住所:〒890-0021 鹿児島市小野一丁目1番1号
相談日:毎週火、木、金(祝日除く)
専用電話:099-228-9568
時間: 9:00~12:00、13:00~16:00

  • 鹿児島県の支援拠点病院は、鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンターです。支援協力病院は、平成29年1月現在で23か所あります。詳しくは、以下にある鹿児島県のホームページを確認ください。

 

[リンク・参照ホームページ]

国立障害者リハビリテーションセンター
http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/

鹿児島県ホームページ >> 高次脳機能障害者支援センター
http://www.pref.kagoshima.jp/ae07/kenko-fukushi/syogai-syakai/seishin/koujinou4.html

 

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