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最終報告日 2017.03.07

7-5 雇用保険制度

7-5-3 傷病手当(雇用保険法)

[解説]

雇用保険の基本手当受給者が、病気やけがのために仕事が探せないときに受給できる手当であり、受給額は基本手当の日額と同額になります。傷病手当受給の限度日数は、基本手当の所定給付日数からすでに基本手当を受給した日数を除いた日数になります。

表7-5-3-① 基本手当の所定給付日数(一般の離職者)


区分
被保険者であった期間
1年未満1年以上5年未満5年以上10年未満10年以上20年未満20年以上
全年齢 90日 120日 150日

※ハローワークインターネットサービスより抜粋 

一般の離職者以外の、特定受給資格者および特定理由離職者ならびに就職困難者の所定給付日数は異なりますので、雇用保険の基本手当(7-5-2)をご確認ください。

 

[対象者]

公共職業安定所(ハローワーク)で求職の申し込みをおこなっている受給資格者が、15日以上引き続いて「疾病または負傷」のために職業に就けない状態にある場合
※この場合の「疾病または負傷」は、求職申し込み後に生じたものに限定されます。

 

[窓口と申請方法]

窓口
【鹿児島県】公共職業安定所(ハローワーク)(厚生労働省ホームページ)

申請方法
疾病または負傷のために職業に就けなくなった場合に、傷病手当支給申請に基本手当の受給資格証、医師の意見書、診断書を添えて申請します。

 

[補足]

  • 14日以内の疾病または負傷については証明書を提出することで失業認定を受けることができ、雇用保険の基本手当が支給されます。

  • 傷病手当金(健康保険)・障害年金・傷病手当(雇用保険)の関係

(1) 同じ傷病により障害厚生年金と傷病手当金の両方が受給できる場合 (併給調整)

障害厚生年金の支給理由となった傷病により傷病手当金も受給できる場合は、原則として障害年金が優先支給されます。
障害厚生年金の年額(同一の理由により障害基礎年金がもらえる場合はその年額を加算した額)を360で除した額が、1日当たりの傷病手当金の額に満たない場合は、その差額分の傷病手当金が支給されます。

    【例】 傷病手当金日額6,000円、障害厚生年金額180万円
     ←────────── 1年6か月 ──────────→

傷病手当金
日額6,000円

差額1,000円 (傷病手当金として支給されます)  

障害厚生年金5,000円 (180万円 ÷ 360)

▲傷病手当金受給開始 ▲障害厚生年金受給開始

図7-5-3-② 傷病手当金が障害年金などの日額換算額よりも多い場合

 

(2) 同じ傷病により障害基礎年金と傷病手当金の両方受給できる場合 (併給調整の対象外)

障害基礎年金のみ受給している人が会社に就職し、その後、障害基礎年金の支給理由となった傷病により傷病手当金を受給する場合は、障害基礎年金は傷病手当金との併給調整(日本年金機構ホームページ)の対象にはならず、同じ傷病により障害基礎年金に加えて障害厚生年金が受給できる場合は、上記 (1) に該当します。

 

(3) 同じ傷病により障害手当金と傷病手当金の両方受給できる場合 (併給調整)

障害手当金の支給理由となった傷病で、傷病手当金が受給できる場合は(1)のケースと同様に、傷病手当金の日々の累積支給額が、障害手当金の支給額に達するまで支給停止されます。

なお、(1)(2)(3)にて障害手当金または障害年金と傷病手当金の支給理由となった傷病が異なる場合は、併給調整の対象外となります。

 

(4) 傷病手当と障害年金の両方受給できる場合 (併給調整の対象外)

障害年金の支給理由となった傷病で雇用保険から傷病手当が受給できる場合は、両方ともに満額支給され、併給調整はされません。

 

(5) 同一障がいにより傷病手当金(健康保険)と傷病手当(雇用保険)の両方を受給できる場合 (併給調整)

傷病手当が支給停止となります。したがって、雇用保険給付の受給期間延長の手続きをとり傷病手当金を満額受給してから、改めて傷病認定を受け傷病手当を受給する必要があります。

 

(6) 同じ傷病により障害年金、傷病手当金、傷病手当の3つの保険給付が受給できる場合 (併給調整)

傷病手当金と傷病手当では傷病手当が支給停止となりますが、傷病手当金と障害年金とでは原則として傷病手当金が全額支給停止されるので、傷病手当の支給停止が解除されます。つまり、障害年金と傷病手当の満額を受給することができます。

ただし、「傷病手当金の(障害厚生年金との)差額支給分」を受給できる場合は、傷病手当の受給はできないため、先述した雇用保険給付の受給期間延長手続きが必要になります。

以上を表でまとめると以下の通りになります。「○」は受け取り可能(あるいは、受け取り優先)、「×」は受け取り不可、「◎」は両方の受け取り可能を示しています。

表7-5-3-③ 傷病手当金・障害年金・傷病手当の関係

 傷病手当金(健康保険)障害年金傷病手当(雇用保険)
傷病手当金(健康保険) ×
障害年金
傷病手当(雇用保険) ×

 

[根拠法]

雇用保険法(昭49.12.28 法律第116号)

 

[リンク・参照ホームページ]

厚生労働省ホームページ >> 雇用保険制度
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koyouhoken/index.html

日本年金機構ホームページ
http://www.nenkin.go.jp/n/www/index.html

ハローワークインターネットサービス
https://www.hellowork.go.jp/index.html

 

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