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最終報告日 2017.03.22

7-5 雇用保険制度

7-5-2 基本手当(失業給付)

[解説]

雇用保険の被保険者が、倒産や定年、契約期間の満了、自己都合などによる離職時に、安心して新しい仕事を探し、早期に再就職できるように支給される手当です。

 

受給期間

原則として離職した日の翌日から1年間です。
その間に病気、けが、妊娠、出産、育児などの理由により引き続き30日以上就労に就けなかった時には、その日数分だけ受給期間を最長3年間延長することが可能です。※以下、[補足]に説明があります。

 

基本手当の所定給付日数(ハローワークインターネットサービス)

雇用保険の一般被保険者に対する求職者給付の基本手当の所定給付日数(基本手当の支給を受けることができる日数)は、受給資格にかかる離職の日における年齢、雇用保険の被保険者であった期間および離職の理由などによって決定され、90日~360日の間でそれぞれ決められます。

 

1.一般の離職者の基本手当

表7-5-2-① 基本手当の所定給付日数


区分
被保険者であった期間
1年未満1年以上5年未満5年以上10年未満10年以上20年未満20年以上
全年齢 90日 120日 150日

※ハローワークインターネットサービスを参照 

 

2.倒産や解雇などによる離職者(特定受給資格者および特定理由離職者)の基本手当(就職困難者を除く)

※以下、[補足]にて特定受給資格者と特定理由離職者(ハローワークインターネットサービス)を説明しています。

表7-5-2-② 特定受給資格者および特定理由離職者の所定給付日数


区分
被保険者であった期間
1年未満1年以上5年未満5年以上10年未満10年以上20年未満20年以上
30歳未満 90日 90日 120日 180日
30歳以上35歳未満 90日 180日 210日 240日
35歳以上45歳未満 240日 270日
45歳以上60歳未満 180日 240日 270日 330日
60歳以上65歳未満 150日 180日 210日 240日

※ハローワークインターネットサービスを参照

※特定受給資格者と特定理由離職者の所定給付日数が同様になるのは、受給資格にかかる離職の日が平成21年3月31日~平成29年3月31日までの離職者に限ります。ただし、離職理由によっては「特定理由離職者」が「特定受給資格者」と同様の扱いになる場合もあります。

 

3.障がい者などの就労困難者の基本手当

就職困難者とは、身体障がい者・知的障がい者・精神障がい者および刑余者などの社会的事情により就職が著しく難しい人のことです。

表7-5-2-③ 就労困難者の所定給付日数


区分
被保険者であった期間
1年未満1年以上5年未満5年以上10年未満10年以上20年未満20年以上
45歳未満 150日 300日
45歳以上65歳未満 360日

※ハローワークインターネットサービスを参照

 

[対象者]

離職し、働く意思といつでも就職できる能力があり、求職活動をしているにも関わらず、本人やハローワークの努力によっても職業に就くことができない「失業の状態」にある人で以下の要件を満たしている人です。

  • 雇用保険被保険者であった人
  • 離職前の2年間(その間に傷病などの期間がある場合には、最大で4年間)に、被保険者期間※1が通算して12か月以上であった人
  • 倒産・解雇などにより離職した人および有期労働契約が更新されなかったために離職した有期契約労働者については、離職前の1年前に被保険者期間が6か月以上であった人でも可

※1 被保険者期間とは・・・
離職日から逆算して被保険者であった期間を1か月ごとに区切り、区切られた1か月の期間に賃金支払いの基礎となった日数が11日以上あるときに、その1か月を被保険者期間の1か月と計算します。10日以下のときは被保険者期間には含めません。

 

[窓口と申請方法]

窓口

住所地を管轄する公共職業安定所(ハローワーク)(厚生労働省ホームページ)

申請方法

表7-5-2-④ 申請の流れ

① 求職の申請を行い、雇用保険被保険者証と離職票を提出し、受給資格の決定を受けます。
 ⇩
② 指定された失業の認定日に公共職業安定所に行き、失業認定申告書に受給資格証を添えて提出します。
 雇用保険受給資格者初回説明会に出席し、失業の認定を受ける必要があります。この認定は原則として4週間に1回受ける必要があります。

  • 所定の認定日に公共職業安定所へ行かない場合は、その日に行われる認定期間(前回から今回の認定の前日まで)に関する失業の認定が原則として受理されなくなります。
  • 失業認定申告書に認定対象期間中に行った求職活動の実績を具体的に記入し、一定以上の求職活動を行なっていた場合に限り、失業認定を受けることができます。

 

[補足]

  • 被保険者期間内に1年を超えて空白がある場合については、以下①~③についての期間を被保険者期間の算定期間に含むことはできません。
    ① 基本手当・特例一時金・再就職手当などの基本手当に相当する給付を過去に受給していた場合
    ② 育児休業基本給付金の支給に関する休業期間がある場合
    ③ 被保険者であった期間に1年を超えて空白がある場合
  • 定年などの一定の理由による離職者の受給期間は、その人が希望する場合に受給期間を延長することができます。
    ① 病気やけが、妊娠・出産などですぐに働くことができない人
    ② 60歳以上の定年などにより離職し、しばらく休養したい(仕事を探さない)という人
    ※受給期間は延長できますが、給付日数は変わりません。

表7-5-2-⑤ 基本手当の受給期間の延長

延長理由提出期限延長期間(通常受給期間+延長期間=最大)
① 病気やけが、妊娠、出産 など 離職日の翌日から30日を過ぎてから1か月以内 最長3年間(1年間+3年間=最大4年間)
② 60歳以上の定年などによる離職 離職日の翌日から2か月以内 最長1年間(1年間+1年間=最大2年間)

 

  • 離職後、最初に公共職業安定所に求職の申請をした日以後、失業の日(傷病のために職業に就くことのできない日を含む)の7日間について、基本手当は支給されません(これを待機といいます)。さらに自己都合退職や懲戒解雇の場合については、3か月の給付制限期間が設けられます(7日+3か月)。
  • 受給資格者が死亡した場合、その人に支給されるべき基本手当で未だ支給されていないものがあるときには、その人の死亡時にその人と生計を同じくしていた配偶者、子、父母、孫、曾祖父または兄弟姉妹は見込み額の基本手当の支給を請求することができます。
  • 特定受給資格者特定理由離職者とは・・・

表7-5-2-⑥ 特定受給資格者と特定理由離職者

特定受給資格者
  • 倒産・解雇などにより再就職の準備をする時間的余裕がなく離職を余儀なくされた人
特定理由離職者
  • 有期労働契約の期間が満了し、かつ、当該労働契約の更新がないことにより離職した人 (その人より当該更新の希望があったにもかかわらず、合意が成立するに至らなかった場合のみ)
  • 正当な理由があり、自己の都合により離職した人
    内容については給付制限を行う場合の正当な理由にかかる認定基準と同様に判断されています。詳しくは、都道府県労働局職業安定部あるいは最寄りの公共職業安定所まで問い合わせください。

 「正当な理由」とは、下記に該当する人になります。

① 体力不足、心身の障がい、疾病、負傷、視力・聴力・触覚減退などによる離職者
② 妊娠、出産、育児などで離職し、雇用保険法第20条第1項の受給期間延長措置の該当者
③ 父もしくは母の死亡、疾病、負傷などのために、父もしくは母を扶養するまたは常時本人の看護を必要とする親族の疾病、負傷などのために離職せざるを得ない場合のように、家庭事情の急変による離職者
④ 配偶者または扶養すべき親族との別居生活が困難となった場合の離職者
⑤ 以下の理由により、通勤不可能または困難になったことによる離職者
  • 結婚に伴う住所変更
  • 育児に伴う保育所やその他これに準ずる施設の利用、親族などへの保育の依頼
  • 事業所への通勤困難な土地への移転
  • 自己の意思に反し住所または居所が移転された
  • 鉄道、軌道、バスなど運輸機関の廃止または運行時間変更など
  • 事業主からの命による転勤または出向に伴う別居の回避
  • 配偶者の再就職や、配偶者の事業主の命に準じた転勤もしくは出向に伴う別居の回避
⑥事業主からの退職勧奨を受けたことによる離職者(「早期退職優遇制度」などへの応募者は除外)に該当しない企業整備による人員整理などで希望退職者の募集に応じた離職者など

 

[根拠法]

雇用保険法(昭 49.12.28 法律第116号)

 

[リンク・参照ホームページ]

厚生労働省ホームページ >> 雇用保険制度
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koyouhoken/index.html

ハローワークインターネットサービス >> 基本手当
https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_basicbenefit.html

ハローワークインターネットサービス >> 失業された方からのご質問
https://www.hellowork.go.jp/member/unemp_question.html 

 

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