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最終報告日 2016.10.12

2-1 医療を受けるための保険

2-1-2 船員保険

[解説]

職務外の理由により病気やけがをした場合の給付で、船員労働の特性に応じた独自の給付を行っています。これは、仕事と生活の場が一体であること、自宅から長期間離れること、孤立した船内での作業であることなどの船員労働の特殊性があるため、他の医療保険にはない独自の保険給付となっています。

全国健康保険協会ホームページ(船員保険部のページ)に船員保険パンフレットがあります。

 

[対象者]

船員(船員であった人)とその家族

 

[利用者負担]

  • 義務教育就学前の子どもは、負担2割
  • 70歳未満の人は、負担3割
  • 70歳以上の人は、負担2割(現役並み所得者は、負担3割)

 

[窓口と申請方法]

窓口

全国健康保険協会船員保険部

申請方法

全国健康保険協会ホームページ(船員保険部のページ)に船員保険の申請・届出手続の詳細があります。

 

[補足]

  • 船員保険の独自の給付

表2-1-2-① 職務外疾病の独自給付


















下船後3か月の療養補償 (船員保険の独自給付)
雇入契約存続中に発生した職務外の病気やけがについて、下船日(療養を受けることができる状態になった日)から3か月目の末日までの間は、医療機関に療養補償証明書を提出することで、自己負担なしで療養を受けられます。
区分内容・支給理由
対象となるもの 乗船中に発症した職務外の病気やけが
  • 船の修繕や整備などの作業中に発生したもの
  • 漁具の整理や運搬中に発生したもの
  • 荷役作業中に発生したもの など 
乗船前や下船後で船員としての職務遂行性が認められるもの (雇入契約存続中に限る)
対象とならないもの 乗船前や下船後で船員としての職務遂行性が認められないもの
  • 自宅で発生したもの
  • 休暇中に発生したもの
  • 乗船前や下船から再乗船までの間の待機中に発生したもの
  • 寄港地での碇泊中、飲食などをして船に帰るまでに発生したもの
  • 船舶所有者の事務所敷地内で草刈りなどをしていて発生したもの
  • 知人に頼まれて、別の船で手伝いをしていて発生したもの など
例外的に対象となるもの 虫歯・歯周病など歯の治療
乗船前からかかっていたものが、たまたま乗船中にでたものと考えられるため対象外だが、長期間(1年以上操業・航海している遠洋マグロ漁船など)継続して乗船し、その間に発症したものに限り、下船後3か月の療養補償の対象

表2-1-2-② 職務上疾病の独自給付











支給理由・支給内容給付の種類
船員保険の独自給付 職務上の理由により行方不明になったとき
被保険者が職務上の理由により行方不明となり1か月以上経過したときに、行方不明となった日の翌日から起算して3か月を限度として、被扶養者に対して一定の所得補償を行うための給付であり、船員保険の独自給付です。1日につき、標準報酬日額相当額が支給されます。
行方不明手当金
労災保険給付に対する上乗せ給付 職務上の理由による病気やけがにより、職務につけないとき
職務上の疾病または負傷による療養のために労働することができないために報酬を受けない日について支給するものです。
職務上の理由または通勤による傷病の休業補償給付などは労災保険制度から支給するが、労災保険の給付を上回っている船員法の災害補償部分について、船員保険から給付が行われます。
休業手当金
職務上年金の上乗せ給付
(労災保険から支給される場合で、その年金額が一定の水準を下回るときにその差額が支給)
職務上の理由による病気やけがにより障がいが残ったとき 障害年金
障害手当金
障害差額一時金
傷害年金差額一時金
職務上の理由による病気やけがが原因で死亡したとき 遺族年金
遺族一時金
遺族年金差額一時金

 ※全国健康保険協会HPを参照

  • 船員保険独自の給付以外に、他の医療保険と名称は同じでも支給期間などの違いがあるものもあります。
    【例】船員保険の傷病手当金支給期間
    通常の傷病手当金が支給される期間は、支給開始日から最長1年6か月ですが、船員保険の場合は、支給開始日から最長3年となっています。(ここでいう3年とは支給日数ではなく暦のうえの3年という意味です。したがって、支給を始めた日から3年たてば、その病気、けがについての傷病手当金の支給は打ち切られます。)

 

[根拠法]

船員保険法

 

[リンク・参照ホームページ]

全国健康保険協会ホームページ
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/1.html

 

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