センターについて

センター長メッセージ

大脇哲洋

鹿児島大学病院地域医療支援センター長
大脇哲洋

総合的な知識・技術を持った医師育成を目指して、平成16年度から新臨床研修医制度が始まりましたが、全国の医学生は、全国どこでも研修でき、その後、後期研修としてどの診療科を選択しても良い(もちろん競争はあるでしょうが)という環境が整備されたことで、地方から都市部への研修医の移動が顕著になってしまいました。


この背景には、都市部での高齢者の絶対数が2040年頃までは増加し、医療需要が増大することが挙げられます。現実にはこの需要と供給の関係以上に都市部に集中し、地域の研修医・後期研修医が減少し、地域全体の医師が減ることになったのです。更に地方では人口減少が加速し、広い地域に人が散在する状況も加わり、医療が手薄になる地域が増えています。

少子高齢化+人口減少を迎える日本は、やがてよりもどしによる人口維持時代が来るまでは、世界の国々の中で、どこも経験したことがない状況を迎えます。医療の地域格差は防ぎようが無く、どこまで許容できるかという問題と、医療福祉財源とのせめぎ合いになります。

効率の良い医療・福祉を大局的に見た上での地域医療のマネージメントを、各地域で行うのが都道府県の「地域医療支援センター」の役割でしょう。住民(需要)・医療者(供給)・行政(経済)とのバランスをベストな形に保つための方策を考え、実行していく拠点となるべきと考えています。

各方面の皆様のご理解、ご協力で成り立つ事業であります。皆様や、子・孫の世代の未来のために、ご助力をいただけますようよろしくお願いいたします。

当センターの役割

医師不足状況等の把握・分析

医師不足状況等の把握・分析

必要医師数実態調査の活用や各医療機関へのヒアリングを行うこと等により、県内の医師不足の状況を地域の中核的病院等のレベルで詳細に把握・分析を行っております。また、地域医療を志向する医師の情報収集や蓄積することを目的とします。

医師不足病院の支援

医師不足病院の支援

医師不足状況等の把握・分析した情報に基づき、また、鹿児島県地域医療支援方策等を踏まえ、優先的に支援すべき地域医療機関や診療科等を判断するとともに、地域枠医師やセンター自らが把握した地域医療を志向する医師等を活用し、大学との調整を行いながら、医師のキャリア形成支援と一体的に、医師不足病院の医師確保を支援することを目的とします。